猪股会計の完全オリジナルサービスである「決算報告会」では、貸借対照表と損益計算書を同縮尺で図式化して5つのポイントから分析することによって、会社の健康状態を判定することから始まります。

そして「理想の会社」の貸借対照表と損益計算書はどういうものか。また、どうすれば「理想の会社」の貸借対照表と損益計算書に近づくのか一緒に考え検討していきます。

報告会では、数値上の問題点だけでなく我々が一緒に仕事をしていく中で感じた内部管理等の数値以外の問題点についても一緒に検討していきます。このプロセスから1年後の「理想の会社」の姿を共有して、次のプロセスである予算の決定につなげていきます。

まずは、「変動損益計算書」から実績の固定費、粗利益率、損益分岐点売上高を把握します。そこから、大まかに固定費、粗利益率、目標利益、売上高の予算を決定します。この段階で『利益を出す考え方』がわかってきます。ここの考え方を間違えると結果として赤字を増やすために一生懸命頑張っていたという結果にもつながりかねません。

次は勘定科目ごとに詳細に予算に落とし込んでいきます。交際費はもっと減らせるかな？保険料は下げるために保険の見直しをしよう。売上は頑張ってもう少し高めの予算を設定しよう。売上は季節変動を考慮したほうがいいかな？

この作業は大変ではありますが、1年後の「理想の会社」を考えるのは楽しい作業でもあります。この段階で利益が見込まれる場合には年度の節税対策も同時に検討します。

戦略は完璧です。さあ、一緒にスタートしましょう！

去年の会社との比較ではなく、前向きな「理想の会社」との数値比較、すなわち予算実績管理という武器を持った私たちはやるべきことは明確です。

予算と実績の比較から、
（1）問題点を認識し、
（2）改善方法を考えて、
（3）日常のビジネスに落とし込んでいくだけです。

ここまでくれば「今月は広告宣伝費に40万円投資して予算比較で当月はマイナスですが、来月以降は広告の効果で売上20万程度の増加が見込まれるので後半3か月で吸収できると思います」というような数値をベースにした会話になっていることに気付きます。

年度末も猪股会計の完全オリジナルサービスである「決算対策ミーティング」でラストスパートです。
決算月の前々月（3月決算であれば1月中）に

（1）決算着地予想・納税予想

（2）節税対策

（3）消費税の検討

（4）決算日程・準備資料

の確認を行います。

申告期限ぎりぎりでの「びっくり利益＆びっくり納税」ほど嫌なものはありませんよね。決算2か月前から余裕をもった対策で万全の決算を迎えましょう。
さあゴールである「理想の会社」はもうすぐです！
一緒にラストスパートしましょう！